金属と私たち第一弾:『金属と生活について考えてみよう』
TEDxHimiでは、今年度、人と金属の関わりについて考えてみようというテーマのもとに、勉強会やアクティビティを計画しています。
その第一弾として、7月1日土曜日、氷見駅前氷見キネマにて、富山大学芸術文化学部教授の三船温尚先生と、氷見市博物館長の大野究先生をお招きして、鋳物を中心に技術、歴史についてのお話しを伺います。
鋳物といえば、富山県では金属工芸の町、高岡が連想されます。
鋳造の技術は古代に始まり、現在では自動車のエンジンの製造などにもつながる人が金属を利用するにあたっての重要な技術です。
氷見の古墳からも銅鏡が発見されていますが、この銅鏡も、明治に入って日本でガラス鏡が製造され、それが一般化するまではずっと現役で使われていた鏡でした。
歴史を遡ると、銅鏡の鋳造技術は4500年にわたって継承され続けてきたものです。
また、江戸時代の氷見において、鏡磨き職人の出稼ぎは、無視することのできない収入源のひとつでした。
しかし、銅鏡の鋳造技術や、鏡磨きの手法は今となってはほとんどが廃れており、多くは推測しながら再現する他ないものとなっています。
新しいものを消費しつづけることをが当たり前になっていると同時に、明らかに現代の消費のサイクルとは異なる伝統産業の存在も認識している私たちの暮らしについて、これまでとは違う視点で考えてみるきっかけになるのではないでしょうか。
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三船先生
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大野先生
日時:7月1日(土)13時開演~14時30分ごろ(開場30分前)
場所:氷見キネマ 〒935-0015富山県氷見市伊勢大町2丁目15-10 氷見駅前
募集人数:30名程度(先着順)
参加申し込み方法:当ページのフォームまたはFacebookページのメッセージにて参加表明を受け付けます
参加費:1,000円
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